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Blade +30 開発秘話 開発秘話

さらなる抵抗の低減へ%#13;
北京オリンピックを控えた2008年、本格的なシーズンの始まりに合わせVIEWは、競技用スイミングゴーグル“Blade+30(ブレードプラス30)”を発売した。%#13;
“Blade+30”は、正面だけでなく、側面の抵抗も減らし、既存の“Blade”より、さらに抵抗を減らすことに成功した。%#13;
今回、開発者である深澤に開発秘話を語ってもらった。開発部 開発課 深澤 俊二

“Blade”を作った時、すでに今回のイメージはあった。

深澤は、“Blade”を開発した当初から、抵抗を減らすには、ゴーグル本体だけではなく、側面のストラップの抵抗も減らさなければならないと考えていた。競泳選手たちに“Blade”を使用してもらいモニターテストを繰り返すうちに、ストラップのばたつきやめくれなど、問題点があることはわかっていた。選手からもそのような声が上がっていた。
そのような問題点を解消すべく、“Blade”のさらなる抵抗を減らす実験を行っていた頃、マスターズスイマー向けの競泳ゴーグルを開発せよと会社から指令が出た。

深澤は、このマスターズスイマー向け競泳用ゴーグルに、研究中であった側面の抵抗を減らす仕組みの理論を取り入れた。

それが、2007年に発売された「しなる」ゴーグル“しなり”であった。

“しなり”は、レンズとバックル接続部分が柔らかい素材で顔の形状に合わせてしなる“しなり構造”により抵抗の低減と良好なフィッティングという機能を両立させた。
この“しなり構造”が、“Blade +30”の開発のステップとなった。

フィッティングを高め、抵抗を減らす“しなり”構造 しなり

最適な素材は?長さは?

“しなり”の成功により、“Blade +30”の開発が本格的に立ち上がった。

コメカミ周辺は、頭囲の他の部分と比較して、ほぼ平らで内側への締め付けや密着が弱い。そのため、飛び込みやターンの時、ストラップがぶれたり、めくれることがあった。
その問題を解消するには、コメカミ周辺にストラップより硬く、伸びない素材のパーツが必要であった。

素材が硬すぎるとフィット感が悪くなる。
柔らかすぎると、ストラップと変わらない。
また、どれくらいの長さがいいのか、短いとキャップから出てしまい、抵抗が増えてしまう。反対に、長いと伸びない部分が多くなり扱いにくくなる。
どんな素材がいいのか、どれくらいの長さがいいのか深澤の試行錯誤の日々が続いた。

様々な検証の結果、密着力があり、薄くストラップより硬く伸びない素材とキャップをかぶりゴーグルを引っ張ってもパーツの末尾が外に出ない長さが最適であることを深澤は見つけ出した。

様々な素材や長さの試作品

バーの穴にも秘密が。

試作パーツをつけたゴーグルをいくつかの大学の競泳選手に使ってもらい、改良を重ねていった。
その中で、ストラップがからみやすく装着するのが面倒という声がいくつかあった。

深澤は、その声を聞き逃さず、バーの穴にストラップのねじれを防ぐ突起をつけ、ねじれにくくした。

バーの穴にストラップのねじれを防ぐ突起をつける

“Blade +30”の“+30”とは?

抵抗を減らすため、キャップの中にストラップを入れる選手は多い。

深澤は、レンズとストラップの間にストラップより硬く伸びにくい素材のバーを連結させた。キャップから出ているそのバー約30ミリの部分に新たに抵抗を減らすプラス要素があることから“+30”と名付けた。

レンズとストラップの間にストラップより硬く伸びにくい素材のバーを連結
“Blade +30”の“+30”とは?

Bladeは、まだまだ進化する。

深澤は、取材中、「ゴーグルの枠を超えたい」ということを何度か言っていた。
その意味を聞いてみると、素材やカラーが違うだけでなく、今までの概念を打ち破る新しい切り口のとことんこだわったゴーグルをこれからも作っていきたいとのことであった。
今回も、深澤のアイデアの一つを具現化したに過ぎない。
深澤は、新たに驚くようなものをすでに考えているようだ。

Bladeは、どのように進化していくのだろうか?
Bladeを始め、VIEWのさらなる進化を今後も期待したい。

Bladeは、まだまだ進化する。